今回ご紹介する無料iPhoneアプリ『Figure』を使えば、
知識や音楽理論を知らなくても、誰でも簡単に、パズル感覚で音楽を作って遊ぶことが出来るアプリとなっています。
「作曲・編曲」というと視覚情報が少ないからか、難しい・敷居が高いイメージを持たれやすいのですが、このアプリを使えば誰でも感覚的に作って遊ぶことが出来ます。
ダウンロードはこちらから。
Figureの特徴
このアプリの最大の特徴は、なんと言っても手軽に曲が作れることでしょう。
不協和音(不安定でハモっていないとされるハーモニーのこと)がほとんど鳴らないため、音楽理論の知識は全く必要ありません。楽譜が読めなくても、鍵盤の位置が分からなくても、リズムに自信がない方でも音楽を作る事ができます。
まずはアプリのプロモーションムービーをご覧ください。
動画から電車の中でも音楽が作れるくらい手軽に曲が作れるアプリだという事が伝わってきますね。
僕はまだ公共交通機関で起動したことはないのですが、その手軽さゆえに寝る前のちょっとした空き時間などに、ついつい起動してしまいます。
手軽な理由
・音楽知識が不要
・リズムパターンを組む事で曲を作る(ちまちま設定する必要がない)
・複雑な機能がなく分かりやすい
・タッチパッドを用いてリアルタイムで音色に変化をつけられる
上記の理由から深く考える事なく、直感的に音楽を作って楽しむことができます。
音色の種類と音作り
3つの楽器パートを鳴らすことで音楽を作ります。それぞれのパートには予めプリセットが用意されていて、その中から音色を選択し、好みの音に近づけていきます。(音作りをイチから出来るわけではないのでロンプラーに近いイメージ)
ドラム (25種類)
シンセベース (49種類)
シンセリード (68種類)
の3パートです。
※ ( ) 内はプリセットの数。
ドラムパートの楽器構成は4種類で、
・キック(バスドラム)
・スネア
・ハット(クローズ&ハイハットはパッドで操作)
・タム、カウベル
などがあり、実質6パートの音を扱って曲を作ることになります。また、プリセットによっては「タム、カウベル」の部分が全く違う音色になっていたりもします。
音作り出来る幅は決して広くないです。プリセットを軸に操作していくのですが、ツマミなどは無く、全てタッチパッドでの操作となっています。
パッドの「縦軸と横軸が音色の何に影響するのか」についてはプリセットによって異なり、その部分を自分で設定することは出来ないようです。
リズムの組み方
説明文を読むよりも直感操作で覚える方が早い気もするのですが「ゲームの取扱説明書は最初に読む派」の皆さんのために記述していきます。
Figureでのリズムの組み方には少しクセがあります。ドラムマシンのように各音色を好きなタイミングで鳴らせられる訳ではなく、最初から登録されているリズムパターンを選択してリズムを組むのが基本となります。音色のプリセットの数に対してリズムのレパートリーは多くはない印象です。
ドラムパートのリズムのレパートリー数は以下のとおり
・キック 13種類
・スネア 16種類
・ハット 16種類
・タム、カウベル 16種類
リズムパターンを選択することの他には、
「プリセットを選択した後に、自分でリアルタイム入力していく」方法があります。
先ほどご紹介したプロモーションムービーの26秒あたりでも、タッチパッドをタップでレコーディングしてリズムを組まれています。
左上のRECボタンを押して画面をタッチするとレコーディングできるので、リズムパターンにないリズムを作りたい場合はこの方法もありですね。
メロディの作り方
こちらシンセリードパートの設定画面。
※シンセベースも同じ画面です。

画面下についているキーボードのようなものでメロディを作ります。
なんと、「SCALE STEPS」を長押したのち、上下にスライドすることで、キーボードの鍵盤数を1から7まで変更できます。より直感的に音楽を作りたい方・普段から楽器に馴染みがなかったり、初めて曲を作るという方は、鍵盤数を減らして演奏すると良いでしょう。
暗くなっている鍵盤がそのキーの主音です。
▼「SCALE STEPS」の設定と、キーボードの音程について。

※画像はメジャースケールの場合。
スケールの設定は画面下中央にある「GLOBAL」からできます。
メロディのリズムはドラムパートと同じ要領で、「RHYTHM」からパターンを選ぶことができます。
メロディが完成したらRECボタンを押して録音しましょう。
アプリ『Figure』
ダウンロードはこちらから。
最後に
完成した楽曲は『allihoopa.com』というスウェーデンの音楽投稿サイトに直接アップロードすることができます。ここには世界中の人たちが『Figure』で作った楽曲を投稿されているので、興味のある方は是非どうぞ。
遊び感覚で音楽が作れる・作った気になれるアプリって本当に少なくて「Figure」は大変重宝しますね。
シンガーソングライターの小南千明さんも遊ばれているようですね。
Figureで延々ビートをいじくるという最近のストレス解消法🤗📱 pic.twitter.com/W7wFabLEZU
— 小南千明@4/4横浜BAYSIS (@c_1115) 2018年3月16日
それでは、
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ペーでした。おおきにっ!