普段からレコーディングをよくする人や、オーディオファイルの編集をよくする人は、特に注意しておきたいプロジェクトのサンプルレートの話です。
初期設定では44.1kHzとなっているのでCDと同等の音質ですが、例えばハイレゾ音源の制作だともっと高いサンプルレートで録りたいですし、楽曲提供する際にクライアント側からサンプルレートを指定されることもあるでしょう。
ですので、プロジェクトを立ち上げた段階で、一番最初にサンプルレートを設定し直しましょう。
サンプルレート設定方法
「ファイル」→「プロジェクト設定」→「オーディオ」の順でクリック。
すると次のような画面が表示されたかと思います。
一番上の項目『サンプルレート』の数値を変更すると、すぐさまサンプルレートが変更されます。
このように、環境設定の中には無くプロジェクト設定という欄にあります。
因みにレコーディング時のビットレートに関しては
「環境設定」→「録音」から、24ビットレコーディングか16ビットレコーディングを選ぶ事が出来ます。
そこで同時に、レコーディングのファイル形式も選べるので、Windowsのパソコンとデータのやり取りを行う際にはWAVを選択していると便利かと思います。
サンプルレートは最初に変換しましょう
サンプルレートはプロジェクトを作成した段階で設定する事を強くオススメします。
途中でサンプルレートを変更した場合、これまでにレコーディングしたオーディオファイルのピッチと長さがズレるというアクシデントが発生します。(発生しない事もあったので、もしかしたら自動変換機能があるのかもしれない。)
そもそも、サンプルレートというのは一秒間に標本化した回数を指しています。
という事で、
44.1kHzで書き出したシンセの音を48kHzのプロジェクトに突っ込むと、オーディオファイルが早く再生され、ピッチが上がる。
などといったアクシデントが発生するのです。
なお、サンプルレートはプロジェクト単位で設定をするため、他のプロジェクトには反映されません。ご注意を…!
まとめ
普段からレコーディングをしない人も、トラック毎に書き出したりする事ってあると思います。そういった際にやはり高音質で書き出したいですね。(気分的に)
ちなみに、サンプルレートは上がると動作が重くなります。
それでは快適なDTMライフを。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ぺーでした。おおきにっ!