2015年12月に野村総合研究所(NRI)が日本の労働人口のうち約49%がロボットやAIなどで代替可能になると研究結果を発表しました。
これは2013年に発表された、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士との共著論文「The Future of Employment(雇用の未来)」から算出された確率のようです。
そういった動きがある中で、気になるのはクリエイティブ職です。
感情を持っていないAIに芸術作品を生み出すことができるのか、
非常に気になりませんか?
僕の周りには「なんだかんだ言っても仕事が無くなることはないだろう」という知人が多いのですが、「クリエイティブの仕事も無くなる可能性がある」という事を書いていこうと思います。
ちなみに僕は「完全には無くならないだろうけど、相当な数のクリエイターがそれ一本では食べていけなくなる」と予想しています。
いや、予想していないとこんなタイトルでは記事を書かないですよね。きっと。
まぁ、僕の予想も今から紹介する話もあくまで音楽の場合ですが…
Taryn Southernの『Break Free』
まず最初に聴いて欲しい音楽があります。
人工知能による作曲サービス・ソフトを紹介
さて、ここからはAIが作曲してくれるサービスやソフトを紹介していきます。
無料なものもあるので、お時間のある方は試してみるのも良いかもしれません。
Amper Music
本記事、一番最初に取り上げた楽曲『Break Free』で使用された
Amper Musicから解説したいと思います。
まずはこちら、Amper Music公式のデモソングです。
う〜ん。
やはりメロディは作れないようで……。
色々なジャンルの音楽が作れるという点はすごく良いですね。
アカウント登録が必要ではありますが、誰でも無料で利用ができます。(商用利用は不可)
詳しいライセンスについてはこちらから。
しかし全部英語です。苦手な方はお気をつけて…。
↓こちらがwebサイトです。「GET STARTED」のボタンを押すとアカウント登録ができます。
Jukedeck
有料(1ヶ月5曲までは無料)のJukedeckでは、
メロディ付きの音楽を作ることができます。
料金形態はこんな感じ、
これは楽曲をダウンロードするタイミングで選択を迫られます。
無料の場合はMP3でのダウンロードしかできません。
無料の場合はクレジットを表記しなければならないので、
Music from Jukedeck - create your own at http://jukedeck.com.
このように表記しておけば問題ないと思われます。
ライセンスについてはこちらから。
試しに作ってみた3曲です。
▼ジャンル : CINEMATIC
▼ジャンル : SYNTH POP
手順とか諸々
楽曲を作る際はAmper Music同様、先にアカウント登録をしなければ利用できません。
画像右上の赤線枠からアカウント登録画面へ移動することができるのですが
safari(ver10.1)では登録に失敗しました。
※Google Chromeだと成功しました。
下は楽曲制作画面。
10個あるジャンルの中から作りたいものを選択します。
ムードによってどのくらい差が出るのかまでは調べきれていませんが、
ジャンルによって選択肢が異なります。Rockの場合は左からuplifting、dark、angry(文字小さくて読みにくいですね…)
楽曲の長さと盛り上がる時間を決めることもできます。
画面上方のInstrumentsをクリックすると下のように楽器を選択することが出来ます。
Rockの場合は左からvintage、modernの2種類ですが、これはジャンルやムードによって左右されます。
因みに画面上方のTempoを選択するとある程度テンポ(BPM)を変更できます。
最後に、青色のボタン「CREATE TRACK」をクリックすることで楽曲が作れます。
楽曲の終わり方が雑っていう印象です……
まだそこまでは人工知能が発達していないということかもしれません。
↓webサイトはこちらから
まとめ
冒頭で紹介した野村総合研究所(NRI)の結果の上位には音楽関係の仕事は入っていませんでした。
だからと言って安心はしていられないほど、AIによる作曲サービスも進化していると思います。
いずれ音楽一本で食べていける人の人数は減ってしまいそうです。
今回2つのサービスを紹介しましたが、今後サービスが増えていく度に更新して行こうと思います。
相変わらず、まだまだまとめが下手ですが
以上、peizoneでした。